大型の金属やプラスチックを加工するには、加工に適した機械を使用する必要があります。
そんな機械加工ではどのような種類の加工機を使用しているのか、弊社の加工実例とともに見ていきましょう。
目次:タップで該当箇所へジャンプ
▼弊社の会社概要はコチラからご覧いただけます。
大型機械加工というのは、名前の通り大型の機械を使用して加工することです。
機械の種類もたくさん存在しており、よく使用されている物ではフライス盤や旋盤、マシニングセンターなどがあります。
サイズもたくさん存在しているので、当然大型の製品を加工するための機械もあります。
大型の加工が必要になる業種は、自動車や建設関連の物、船舶などが当てはまるでしょう。
プラスチックは小型や中型の物が多いですが、金属の場合には大型の物もたくさんあります。
機械加工だけで完了する作業もありますが、他にもレーザー加工や曲げ作業、溶接などを行う必要が出てくることもあるのです。
▼弊社の大型製品の製造事例はこちらをご覧ください。 製造事例|株式会社南条製作所>>
大型や小型に関係なく、機械加工というのは精度が重要視されています。
しかし、大きな製品は小さな物よりも精度を出すのが難しくなっているのです。
そこで精度をしっかりと出すためには、弊社がどういった点に注意しているかご紹介します。
機械加工はかなりの精度が要求されます。
加工する製品によっても寸法公差は異なるのですが、シビアな物になると0.01単位で寸法を決めなければいけなくなります。
そのため、高い技術力や経験、知識なども当然必要になってくるのですが、それ以上に製造前の設計がとても重要になるのです。
設計に無駄があると、作業工程が増えてしまいますし、作業工程が増えればそれだけ時間もコストもかかってしまいます。
逆に作業工程が少ないと、加工した面が粗くなってしまう、寸法をきちんと出すことができないなどの問題が出てきます。
このような事態を避けるためには、製造関係者との密な連携が必要になります。
また、お客さまともしっかりと話し合いの場を設け、要望をヒアリングさせていただく必要があります。
要求された精度を確実に満たすため、全工程において無駄のない設計を行います。
機械はただ電源を入れるだけでは加工できません。
機械には必ず切削工具を取り付ける必要があるのですが、切削工具にもさまざまな種類があります。
作業内容に合っている工具を使用しないと、きちんと寸法を出せないだけではなく、工具の破損やケガに繋がることもあるのです。
また、切削途中には熱が発生することもあるので、あまり機械に負担をかけるような工具を使うと、熱で加工品が変形してしまう場合もあります。
切削工具によっては寸法が細かく出せないこともあるのです。
例えば穴あけの加工を行う場合に、穴あけの精度がかなり高く、0.01ミリ単位で合わせなければいけないように指示されたとします。
このような作業を行う場合、通常のドリルを使ってしまうと0.01ミリ単位で寸法を出すのが難しいのです。
そんなときには実際の寸法よりも少し小さなサイズの穴をドリルで加工し、仕上げにリーマーと呼ばれている工具で穴をあけます。
そうするとかなり細かく指定されている寸法の穴あけ作業ができるようになるのです。
もちろんリーマーを使ったとしても、サイズが異なっている物を使って加工してしまえば寸法がずれてしまいますし、正しくリーマーを取り付けないと、機械が回転したときにリーマーがブレてしまい、きちんと寸法が出せなくなります。
これは穴あけ加工だけではなく、他の加工を行う場合でも同じことが言えます。
求められる精度を確実に満たすため、工具の選定、機械の設定には常に最新の注意を払っています。
▼弊社の大型機械設備はこちらをご覧ください。 設備紹介|株式会社南条製作所>>
この大型貯水タンクを作るには、多くの大型クレーンが必要です。
南条製作所本社工場、亀山工場は大型クレーンを多数保有しています。
【本社工場】
【亀山工場】
▼亀山工場クレーンの映像
機械加工は旋盤やフライス盤、ボール盤やマシニングセンターなど、いろいろな機械を使用して作業を行います。
精度の高い加工が必要になるケースも多いですし、最近はNCの機械が多いので、プログラムの知識も必要になるのです。
弊社、南条製作所では大型加工において多数のノウハウと実績があります。
また工場全長180m、天井高25mの超巨大工場を有し、大型製品の加工には絶対の自信があります。
「複雑な加工を他社でお断りされた」「コストダウンについて相談したい」そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
▼弊社の資料はコチラからご覧いただけます。